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JPHACKS2020に参加した

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参加のきっかけ

なんか誘われてノリで申し込んで参加できることになった。わーい。


制作したもの

thumbnail.png

「リモートワークで一人でがんばるのがつらい…」
「誰かと一緒に作業したほうがはかどる」

ということで、「美少女に応援されることでモチベーションを向上させる」ソフトを作った。
/jphacks/D_2016


振り返り

Good

  • 学生のうちに初めてのハッカソンに挑戦できて楽しかった
  • チーム内の不和なく、楽しく一週間取り組めた
  • 当初想定していた機能の実装だけでなく、もう少し進んだことができた
  • Windows APIやマルチスレッドなど新しい技術に触れることができた

Bad

  • 賞とかワンチャンある?とか思ってた分、なにもなくて悲しかった
  • 生活習慣が乱れた(これは仕方なし)
  • オンラインだったのでハッカソンの空気感をあまり感じられなかった(これも仕方なし)

得たもの

  • アイデアの出し方の知見

  • アイデアから機能に落とし込むための知見

  • ハッカソンの楽しさ

  • マルチスレッドの知識(初体験だった)

  • Windows APIの知識(コルタナの呼び出しや通知、ログなど)

  • 麻雀のおもしろさ


今後のための反省点

1.手を動かすことに夢中になりすぎた

ユーザー目線での優先度の決定やデモの見栄えやインパクトよりも、純粋に自分のやりたいことをどんどんやっていった一週間だった(他のメンバーはわりと考えてたと思うけど)。開発が普通におもしろくて、「Windowsのこんな部分までいじれるのか!!」とチーム内では結構盛り上がってた(これはこれで良いことだとは思うし、新しい知見がどんどん増えるとても居心地の良い環境だった)。今冷静に振り返ると以下の点をもう少し詰めれたらよかったと思う。(もちろん以下のことも自分たちなりに頑張って考えたつもりだったが、優秀なチームはさらに深く考えていた感じがあった)

発表を聞く人たちが手元で簡単に試せること

自分たちのつくったものは、Windows OS にインストールしないと動かないプロダクトだったので、MacやLinux を普段使っている人は全く興味のわかないものだったかもしれない。URLを共有すれば試してもらえるWebアプリのがよかったかもしれない

見栄えする機能 or すごそうな機能があること

自分たちのは、裏でリアルタイムにユーザーの操作状況を取得し、それに応じて通知や声かけをするプロダクトだった。そのため90秒の発表だけだと、「ただ通知が出てくるだけ」でカンタンにつくれそうな印象を与えてしまったように思う。

ハッカソンで開発したものは、ユーザーの作業ログをかなり細かく取っていて、

  • 今何がアクティブウィンドウで、いつプログラムを起動/終了したか
  • ブラウザでどのサイトを何分閲覧したか
  • slackのどのワークスペースに何分滞在したか
  • 今日は各プログラムをそれぞれ何分使用したか

など色々とがんばって取得していた。「これらのログからかなり面白いことができるんじゃないか」とチーム内では期待感があったものの、そのワクワク感をうまく機能に落とし込めなかったように思う。くやしい

プロダクトの解決する社会課題のデカさやスケール感

「一人だとモチベが上がらない」ことを解決するプロダクトとして発表したけど、これをtoB向けに

  • 各従業員の作業内容の統計情報の取得と可視化ができる
  • リモートワークで誰が何に悩んでいるか、今作業中か休憩中かわかる
  • 日報作成の自動化

など、アイデアを練ればもっと社会的に大きなインパクトのある内容にできたのかな、とか思った。(学生なのでそもそもそんな課題があるのか想像でしか分からないけど)


2.各々の成長についての配慮

初めてハッカソンに出てみたが、開発を進めていくとどうしても「AさんはWebに強い」「Bさんは発表がうまい」のようにある程度役割が固定化される感があった。最終的な目標が「目指すものを期間内によりクオリティ高く作ること」にある以上、詳しい人に任せるのが最適な選択ではあると思う。ただ今回のチームでは参加理由の一つに「エンジニアとしての成長」を上げているひとがいたので、私はこの辺の配慮ができてただろうかと少し反省した。

github-commit.png

GitHubを見ると自分が全体の半分くらいcommit してて、もう少し機能の実装をうまく割り振れたらよかった。チーム内にGit初心者の方もいたので、開発期間中にGitの使い方を話したりGitHubにプッシュする作業を一緒にやったりはしたものの、もっとうまくできたかもなと思う。チームの各メンバーの状況を見ながら作業できるようになりたい


3.賞の選考基準に寄せようとしすぎた

初日にMiroで「なぜ私たちはJPHACKSに参加するか」をまとめた際は以下の3つが出ていた。

  • お金の匂いのないプロダクトつくりたい欲
    • (賞ほしい)←願望
  • 燃え尽きたい
  • 技術の好きな集まり

参加の理由の一つにあわよくば賞をとるぞ!という野望はあったものの、最後に賞を狙うことに固執してしまったように思う。[1.手を動かすことに夢中になりすぎた] に賞をとってたチームのプロダクトと自分たちのものの違いのようなものをつらつらと書いたが、ハッカソンの参加の仕方として「賞はどうでもいい!作りたいものを作るのだ!」スタンスでも今回はよかったのかもと思う。というのは、機能としてつくりたいもの以上のものができていたし、上に書いた参加して得たいものもほぼ完ぺきに近い形で得られてたし、楽しかったし、で良いことづくめのはずだったのに、賞を期待してしまったために発表後は意気消沈してしまったからだ。

そもそもこのチームはもともとお金の絡むプロダクトを一緒につくっていたメンバーで、ハッカソンに期待していたのは「お金の匂いのない純粋な楽しい開発」だったはずなので、「賞を狙おう」「スポンサーの選考基準を確認しよう」としてるうちに、だんだんお金っぽい話がでてきてしまったのは、よくなかったかもしれない。ユーザー目線の前に自分たちのことをよくわかっていなかったのかも。(まさに灯台下暗し)


最後に

総括すると楽しかったし、得るものも多かった。一度参加しただけではあるが、ハッカソンは楽しかった!私は大学院2年だったので関係なかったが、今後就職を考えている学生はさらに別のよさもあると思う、知らんけど。


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odanny
WRITTEN BY
odanny
自作キーボードはまり中