完成したもの
たぶんこれが(ぼくにとって)最高のキーボードだと思います。
※この記事は、このキーボードの良さを一方的に語ります。
※商品ページはこれ。写真がおしゃれ!
→ 分割スペース対応日本語配列60%キーボード「JP60SS」スイッチ付き - 天高工房 - BOOTH
出品者の方のページはこちら:天高工房 - BOOTH
2021/06/14追記:天高工房様からいただいたフィードバックを反映させました。一部説明を加筆・修正しました。
JP60SSのおすすめポイント4つ
1.3Dプリンタのケースが超おしゃれ
こんなオシャレなキーボードを僕は体験したことがない!このキーボードを抱えてお出かけしたい!
(購入時に天高公房さんにお願いすると二色にできる)。
追記:なんと「60%トレイマウント」の方式のケースであれば、カスタマイズ可能なようです。ケース自由度が高い日本語キーボード基板は他になさそうらしいです! 1
2.60%でノートパソコンに乗せて使える
ノートパソコンの上にメカニカルキーボードのせてカタカタすると、ギークっぽくて最高にクール!
3.一般的な日本語配列に近いキー配置で違和感がない
業務で別のキーボードを触らないといけないがあるので、一般的なキーボードにもスムーズに移行できるのはありがたい。使い始めて数時間で手になじむ配列だった。
またキーマップの書き換えも可能なので、気に入らない配置があれば自由に入れ替えることができる。
4.スペースが分割されていて親指の可能性が広がる
英語配列にも憧れがあるけど、クソでかいSpaceキーを両親指が担当するのは流石に親指を過小評価している。僕の親指はできる子なので、裁量の大きいお仕事を任せられるのは嬉しい! 2
親指が活躍する例として、
- スペース以上の役割を持たせる(Del, Enter, IME ON/OFF など)
- Fn + W,A,S,D や Fn + H,J,K,L で直観的に矢印キーを打つ
などがある。
ぼくがキーボードに求めていたもの
上のおすすめポイントにそのまま直結するので、この記事の前提として自分がキーボードに求めていたことを列挙しておく。
- HHKBみたいなサイズで、場合によってはノートパソコンに乗せて使用したい
- 静音性がほしい(ピンク軸など)
- Cherry MXスイッチ互換である(キーキャップの付け替えを楽しみたい)
- はんだづけが必要でもいいが、しなくていいならしたくない
- 予算は3, 4万円
これに加えて、ここ2年以上オウルテックの日本語配列のフルサイズキーボードを愛用していたので、できるだけ使用感が似ているとなお良いと思っていた。(特にスペースが二つに分割されている点が気に入っていた)。
ここまで読むとわかると思うが、JP60SSはこれらの要求を満たした完璧に近い存在だった。
購入したものたちと総額
以下のものを購入した。
名前 | 価格(税込み) | リンク |
---|---|---|
JP60SS一式+スイッチ+ケース | 20300 | booth販売ページ |
RK ROYAL KLUDGE キーキャップ | 2680 | Amazon |
USB-Cマグネットケーブル | 1450 | Amazon |
合計で 24430円 だった。
他に検討したキーボードたち
Majestouch MINILA-R Convertible
Good
- Bluetoothにも対応しワンタッチでペアリングを切り替え可能
- キーキャップがイケてる
- CherryMXスイッチの静音赤軸もある
Bad
- 十字キーをワンタッチにすると、/と?の入力にFnが必要になる
- 右下のDELがしっくりこない
- キーマップの変更はDIPの規定のものしかできない
実際に触ってみて良い製品だったので、最初はこれを買おうと思っていた。ただキー配置に関してやや不満があり、そこがネックだった。
Majestouch MINILA-R Convertibleのご紹介 | ダイヤテック株式会社
HHKB Professional HYBRID 日本語配列
詳細を書くまでもなく、とても良い製品みたいだ。キー配置もいいし、打鍵感も良いみたいだし、BluetoothとUSBの両方が使える。
ではなぜ JP60SS に決めたかと言うと次の二つが大きい。
- 見た目:JP60SSの3Dプリンタケースに惚れた
- スペースキー:分離しているロマンは最高
※上記以外にもRAZERのHuntsman mini、CORSAIRのK65 RGB MINI も60%サイズの日本語配列のようだ。
制作風景
以前4キーだけのmeishi2を制作したことがあるものの、通常のサイズのキーボードをつくるのは初めてだった。「うまく作れるだろうか」とビビりながらビルドガイドを眺めて作業していくと、意外にあっさり完成した。詳しい作り方はビルドガイドにお任せするとして、ここではざっくり制作風景をお届けする。
※基板とプレートだけの状態でスイッチをはめていくと非常に楽らしいです。次は気を付けます!
届いたときの写真。すでに小躍りしながら撮影している。
スタビライザーなるものを組み立てた。正解が分からなくて苦労したが、確かに言葉では説明がしにくい。針金部分を指で触ると十字部分が動くようになればOK。
キースイッチを装着していく。YouTubeで見るとカンタンそうにやっているのだが、実際は力加減が難しい。力をいれて押し込むと基盤がゆがむし、力が足りないときちんと嵌らない。コツがいる。
ここでAmazonで買ったイケてるキーキャップを装着していく。このキーキャップは印字が側面にあるので、上から見ると無刻印のようでかっこいい。キーキャップ装着も力加減が難しい。特にEnterとShiftはスタビライザーとスイッチにキャップをはめないといけないが、力を入れすぎるとスタビライザーが戻ってこなくなる。力こそパワーの考えは捨てよう。
完成!(再掲)。何度見ても最高の仕上がり。
おまけ:マグネット式のUSB type-C をつける
USB端子がモゲたら悲しいので、マグネット式のものを試してみた。
なんとピッタリのサイズだった。天才!
マグネット式にすると、持ち運びがスムーズになる。最高。
最後に
制作者の方が「信教上の都合により、この配列をJIS配列とは呼ばない」と書かれていたので表現に気を付けて記事を書きました。こういうこだわりが見られる製品は良いですね。
これからは、キーキャップの付け替えやキー配置の調整をして、さらに完成度を高めていきたいと思います!